光孝天皇後裔諸氏族系図

　

派生天皇 　 　 　 宇多天皇後裔
派生姓氏 　 　 　 宮内・小松・滋野・滋水

　

　
【関白の始まり】
陽成天皇が元慶八年（884年）に退位したあと、仁明天皇の第三皇子の時康親王が五十五歳で帝位を継いだ。 第五十八代光孝天皇である。母は藤原総継の女で沢子。時の太政大臣藤原基経の母と姉妹であったので、基経と天皇は幼少の頃から親しい関係にあった。 しかし、それ以上に、時康親王は清廉潔白で思いやりが深い性であったため、この君こそが天子の器であるとして、基経は皇嗣と決めたといわれている。 光孝天皇は在位三年で没し、跡を定省親王が継いで宇多天皇となった。 基経の支持によって即位したこともあってか、基経に政治を上奏させ、これが関白の始めとなった。 在位中、その他に特筆すべきことはない。
　
光孝天皇後裔略系図
源
光孝天皇 -- 是忠親王 -- 式順王 -- 室明
　 | 　 | 平
　 | 　 |- 式瞻王 -- 季明 -- 兼盛
　 | 　 | L 文忠 -- 文明
　 | 　 | 平
　 | 　 |- 興我王 -- 安平
　 | 　 | | 平
　 | 　 | |- 篤行 -- 兼盛
　 | 　 | | 平
　 | 　 | |- 有本
　 | 　 | | 平
　 | 　 | |- 内行
　 | 　 | | 平
　 | 　 | |- 階行
　 | 　 | | 平
　 | 　 | |- 潔矩
　 | 　 | | 平
　 | 　 | |- 季方
　 | 　 | | 平
　 | 　 | L 方正
　 | 　 | 平
　 | 　 |- 忠望王 -- 偕行 -- 元平 -- 兼忠
　 | 　 | | 平
　 | 　 | L 中興 -- 元規 -- 保衡
　 | 　 | 源
　 | 　 |- 英我王 -- 康行 -- 康尚 -- 定朝
　 | 　 | L 公誠
　 | 　 |- 今扶王
　 | 　 | 源
　 | 　 |- 清平 -- 師保 -- 輔良 -- 成名
　 | | | L 輔見 -- 忠規
　 | | |- 是輔 -- 相近 -- 相延
　 | | | |- 文輔 -- 時輔
　 | | | L 通輔
　 | | |- 共貞
　 | | L 相規
　 | 　 | 源
　 | 　 |- 正明 -- 兼光 -- 景明
　 | 　 | L 助理 -- 為理
　 | 　 | L 忠理
　 | 　 | 源
　 | 　 L 宗于
　 | 源
　 |- 是貞親王--直幹
　 |- 宇多天皇
　 |- 源
　 |- 元長
　 |- 源
　 |- 近善--- -- 師尚
　 | L 宗海 -- 清邦 -- 為文 -- 則順 -- 為清
　 | | |- 為貞
　 | | L 為規 -- 貞範
　 | | L 著信
　 | |- 清延
　 | L 清敏 -- 奉職 -- 公職
　 | | |- 経俊
　 | | L 公隆
　 | |- 政職 -- 頼職
　 | | |- 知道
　 | | L 経任
　 | |- 延職 -- 職任 -- 政成
　 | | L 公真
　 | L 懐職
　 |- 源
　 |- 兼善
　 |- 源
　 |- 名実
　 | 源 --
　 | 旧鑒---- -- 時忠
　 | L 清望
　 | 源
　 |- 篤行
　 |- 源
　 |- 最善
　 |- 源
　 |- 音恒
　 |- 源
　 |- 是恒---- -- 衆望 -- 忠幹
　 |- 源
　 |- 成蔭
　 |- 源
　 |- 清実
　 | 源
　 |- 貞恒---- -- 仲宣 -- 信重
　 | |- 隆重
　 | L 顕重
　 | 源
　 |- 是茂---- -- 師世 -- 貞清
　 | L 師之
　 | 源
　 |- 国紀---- -- 公忠 -- 信明 -- 通理 -- 国挙
　 | | | |- 国定
　 | | | |- 国盛 -- 為親
　 | | | | |- 政職
　 | | | | L 貞亮
　 | | | |- 方国 -- 道済
　 | | | |- 重文 -- 為弘
　 | | | | L 信忠
　 | | | L 為相 -- 宣兼
　 | | |- 宏平
　 | | L 信孝 -- 兼澄 -- 頼兼
　 | |- 公望
　 | L 公平
　 | 源
　 |- 香泉---- -- 弘遠
　 | 源
　 L 友貞---- -- 貞頼

　

天皇家略系図 　 仁明天皇後裔諸氏族